2010年09月27日

レコード100年の歴史が1円?

9月26日(日曜日)
3週間ぶりに問屋に日本からの荷物が届いたと言うことで、商品を仕入れに行ってきました。少ししか仕入れは出来なかったのですが、一つどうしても欲しいものがあり買ってきました。
それは古いレコードのセットです。LPレコードもたくさんあったのですが、欲しかったのはもっと古いSP盤のレコードで鍵付きの箱等に入った約60枚です。

ニッポノホン他が入っていたケースとレコード
ニッポノホン.jpg
ケースに大切に保管されていた物で針を落とした後も感じられず、レコード自体は針傷も割れもありません。
これは蓄音機で聞くレコードで、昔田舎にもあったので古い物が好きな私は、女房に怒られながら持って帰りました。
そして1枚1枚見ていると、ビックリしました。田舎にあったSP盤は、流行歌の入ったもので昭和30年頃のものでしたが、これは日本にレコード会社が初めて出来た1910年(明治43年)現.日本コロムビア・ミュージックの前進であり、(株)日本蓄音器商会と言う社名で、ニッポノホンレーベルでした。しかも設立当初から大正末期までの初期盤と分かり、録音は音盤番号から1922年(大正11年)頃と思います。
曲は、何かな歌舞伎の曲か何かかよく分かりませんが、「六段」、「勒進帳」、「近江八景」の8枚です。

レーベル
IMG_6893+1.jpg

その他VICTOR、トンボ印ニッポンレコード等一緒に入っています。
レコードは、レーベルと刻まれた個別の音盤番号で録音年月日が分かることも、調べて知りました。
さらにビックリしたのは、別のケースにあった外国製で、たぶんイギリスと思いますが、THE GRAMOPHONE CO. LTDと言うレーベルのレコードです。

GRAMOPHONEの入っていたアルバム
アルバム.jpg
中には12枚のレコードがあります。

これは、調べると有名なオペラ歌手で世界で最初の人気レコード歌手である、ENRICO CARUSO(エンリコ・カルーソー)のリゴレット、フランスの女性バイオリニストRENEE CHEMET(ルネ・シュメー)のレコード2枚が含まれていました。
レコード会社との契約年、音盤番号からENRICO CARUSOのレコードは1910年(明治43年)頃、ルネ・シュメーはさらに古いのものと分かったのです。しかも両面盤が出る前の片面盤です。

ENRICO CARUSOのレコード
pic1+1.jpg

そうするとエジソンがレコードを発明したのが1887年明治20年で、現在の円盤レコードが出来たのが、グラモフォン社が1894年(明治27年)SPレコードと呼ばれているシェラック盤を発売しました。その後1904年(明治37年)に両面レコードが発売されてエジソンの筒型レコードは消えました。ですから円盤レコードの歴史は、115年前のことです。

しかし円盤形レコードが普及したのは1907年(明治40年)からで、その2年後に国産レコードも出来ました。前に書いたこれがニッポノホンです。
電気吹き込みレコード発売されたのが1928年(昭和3年)ですから、私が買った物は、直接ラッパから録音したアコースティック録音の物です。マイクロフォンによる録音のレコードはSP盤でも当初は、電気録音の記載があります。

もう一つ珍しいと思ったのは、1924年(大正13年)から1926年(昭和元年)の2年間だけレーベルに使われたデザインのZONOPHONE RECORDです。

ZONOPHONE RECORDレーベル
IMG_6873+1.jpg

そこまでは、自分で調べ、これは良いものを買ったと、嬉しくなり、さっそく買い取り業者を探し、メールでかなり詳しくレコードの詳細を書いて鑑定して貰い、今日結果のメールが来ました。
もしかすると、60枚ですから50万から100万円はするものと期待でドキドキしながらメールを開きます。

するとどうでしょう、貴重レコード高価買い取りをうたっている、有名店の回答が
「基本的にSP盤は店頭へお持ちいただいて1枚1円ですので遠方よりお送りいただく場合には、送料分にならないと思います。」(原文)
でした。

これには、流石にがっかりです、60枚あってたったの60円にしかならないのです。(涙)
レコードの値打ってこんなものなのでしょうか。100年前のレコードですよ。
ガックリして力の抜ける思いです。何のために1日インターネットで調べたのか意味がありませんね。(笑)
それにしても100年前の音を堪らなく聞いてみたいと思います。

文中のレコードの歴史については、いろんなところから引用していますので私が間違って記載した解釈した部分があるかも分かりません。
  
posted by オカンポ at 00:20| Comment(7) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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オカンポさん、おはようございます。

日記を読んでいて凄い物がフィリピンに流れてくるんだな〜っと思っていましたら、1枚1円ですか?
なんか本当にがっかりですね....
TVのお宝鑑定団の方が良い値が付くのでは無いでしょうか?

それにしても色々な物が出てくるので、掘り出し物が出て来た時の楽しみや嬉しさは良いですネ。

Posted by きら at 2010年09月27日 08:05
おはようございます、オカンボさん。

竹針や鉄針で聞いたレコードですね。落とすと割れるタイプで、結構厚く、重かったと記憶しています。
ケースやジャケットに値段があれば、相当高額な金額が入っていると思います。当時は超貴重品で、余程のお金持ちでなければ買えなかったのではないでしょうか。
レコード買取店では、歴史的意味合いのレコードは評価されないと思います。特にSPは買取しませんね。
お店が評価するのは、ビッグネームで廃盤になっている「名盤」的なものですね。
オカンボさんが入手したレコードは、飾ったりする方がイキかもしれません。
Posted by yu at 2010年09月27日 09:01
きらさん、おはようございます。

>それにしても色々な物が出てくるので、掘り出し物が出て来た時の楽しみや嬉しさは良いですネ。

ガラクタばかり増えて全然お金になりません。このままだとちょっと前のニュースに出てたゴミ屋敷になちゃいます。(笑)
Posted by オカンポ at 2010年09月27日 09:41
yuさん、おはようございます。
子供の頃にあったSP盤は、確かにボロボロとすぐに割れていましたね。でもこれはケースに入っていたからか、結構綺麗で丈夫そうな感じがあります。
リサイクルにもならない材質ですから、1円なんでしょうね。
Posted by オカンポ at 2010年09月27日 09:48
最初見ていて本当に鳥肌が立ちましたが1枚1円というオチでしたか。
レコード買取店の評価は散々でしたが、絶対に歴史的価値のあるお宝だと思います。
本でも同じですが価値ある古書でも店によっては1冊1円とかの評価で、まんが本のが買取価格が高かったりしますからね。

個人的には今回の品物は博物館とかに展示されていてもおかしくないような逸品の気がしますけどね。

Posted by Vincent at 2010年09月27日 10:03
Vincentさん、おはようございます。
最初調べていると、思わずあっ!て思いましたよ。
レコード自体価値がなくても、よくクラッシックのCDなどでは、音源は19○○年のSP盤レコードなんて書いてありますよね。
今回の中には、今でも声楽の世界ではお手本になっているオペラ歌手のエンリコ・カルーソーのレコードもありました。
こう言った音源的な価値があるものがあるかも分かりません。
それにSP盤レコードは、寿命が100回程度だとかです。これはほとんど針を落とさずに保管していたようなものですから、良いと思うのですがね。
Posted by オカンポ at 2010年09月27日 10:28
はじめまして。ルネ・シュメーを検索していてたまたま記事を拝見しました。過去記事にコメントしまして恐縮です。
SPレコードの買取査定ですが、SPレコードを専門に扱っているところでしたらもう少し値段がつくかと思います。例えばこちらとか。
http://www.fuji-recordsha.co.jp/
ただ残念ですが、ご想像のような1枚1万円以上というような価格はまず難しいかとお思います。稀少盤以外は数百円〜千円くらいかと。またニッポノホンの片面盤は数が多い割りにコレクターが少ないので残念ながら値段がつかないかもしれません。また機械録音盤は全体に人気薄みたいです(古いものでも数が多くて人気がないと安くなってしまいます)。この時期の国内盤であまり再生されていないのであれば個人的には貴重なものだと思います。是非大切にしていただければ。念のため私はSPレコードファンですが、中古レコード業者ではありません。紛らわしい名前ですみませんです。
Posted by 成田屋古漫堂 at 2011年05月05日 11:40
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